とまらない 円高 に、多くの企業が悲鳴を上げ始めた。
「1ドル=70円台を覚悟するしかない」(電機メーカー)という
声もひっきりなしだ。
東証に上場するほとんどの会社は、今期(11年3月期)の
為替レート を 1ドル=90円で想定している。
コマツ、クボタ、東芝、ソニー、トヨタ、日産、京セラ……などだ。
東京商工リサーチの調査によると、3月期決算の会社の
約8割が90円を想定している。
ところが現在のドル・ 円相場 は80〜82円を行ったり来たり。
このままでは巨額な 為替差損 が発生し、業績の下方修正ラッシュが
避けられそうにない。
例えば、トヨタは1円の 円高 で営業利益が300億円吹っ飛ぶ。
同じく日産は150億円、ソニーは20億円だ。
「海外の売上高比率が高い企業が心配です。決算時は、
ドル資産を円に換算する必要がありますから、
円高 による業績へのダメージは計り知れません」
(東京商工リサーチ経済研究室の関雅史氏)
そこで東証1部・2部の上場企業(3月期決算)を対象に、
海外売上高比率の高い30社をピックアップした。
◇順位/社名/海外売上高の割合(連結)
1/島精機製作所/91.6
2/フォスター電機/89.1
3/ローランド ディー.ジー./87.2
4/TDK/87.1
5/ユニデン/87.0
6/船井電機/84.6
7/ニコン/82.3
8/アルパイン/82.1
9/ホンダ/81.6
10/村田製作所/81.3
11/ブラザー工業/80.2、12/ファナック/79.0、
13/タカタ/78.4、14/ワコム/78.2、15/ノーリツ鋼機/77.7、
16/コマツ/77.4、17/JUKI/76.4、18/日産自動車/76.0、
19/エフ・シー・シー/76.0、20/日本ケミコン/75.3、
21/三菱自動車/74.5、22/日本電産/74.3、23/マツダ/73.4、
24/トプコン/72.9、25/テイ・エス テック/72.8、
26/ティアック/72.1、27/日立建機/71.7、
28/森精機製作所/71.3、29/アルプス電気/71.1、
30/ソニー/70.9
(東京商工リサーチの協力で作成。海外売上高は%)
繊維機械大手の「島精機」が91.6%でトップ。
この会社は、第1四半期(4―6月期)に為替差損 を
31億円以上も計上している。
2位以下、スピーカー大手の「フォスター電機」(89.1%)、
業務用プリンター大手の「ローランド ディー.ジー.」(87.2%)と続き、
上位30社はいずれも海外売上高が70%を超えている。
「企業の多くは、リスクヘッジのため、円安 に振れたときに
為替予約をします。しかし、それも3カ月先までが限界といわれます。
このまま 超円高 が続くと、海外売上高の高い企業はピンチです」
(関雅史氏)
トヨタは輸出用カローラの海外生産の検討を始めた。
こうした海外逃避が続出すれば国内の空洞化は一段と加速する。
政府や日銀の後手後手の対応で、日本経済は回復不能
な不況に突入しかねない。
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(記事:costak)

RT 1ドル = 70円台 突入目前 超円高 パニック30社
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