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W杯 2010は史上初の「 兄弟対決 」が実現するなど、選手の
無国籍化 がクローズアップされた大会でもあった。
史上初の 兄弟対決 は1次リーグD組でガーナのケビンプリンス・
ボアテング(23)とドイツのジェローム・ボアテング(21)で選手の
無国籍化 が進んでいる。
異母兄弟の2人は父親がガーナ人、母親はどちらもドイツ人。
それが別の代表に所属して W杯 に出場できるようになったのは、
国際サッカー連盟( FIFA )が昨年6月、2つ以上の国籍を持つ選手を
対象にした規約を改正したことによる。
従来は、どこかの国でU−17(17歳以下)などの年代別代表に選ばれた
選手は21歳以下でなければフル代表の所属先を変更できなかった。
その年齢制限が撤廃されたことにより、各年代のドイツ代表に選ばれた
経験のある兄は父親の祖国であるガーナを選択できるようになった。

ドイツ代表のジェローム・ボアテング(右)と握手する異母兄で
ガーナ代表のケビンプリンス・ボアテング
この“恩恵”に最も浴したのが24年ぶりに出場したアルジェリアだった。
W杯 メンバー23人のうち、17人がフランス生まれ。
「砂漠のキツネ(アルジェリアの愛称)はコートダジュールやパリ郊外で産声をあげた」
と揶揄(やゆ)する一方で、1勝もできないまま敗退したフランス弱体化の
遠因を同国の育成システムの中で育った二重国籍の“有望選手”が
フル代表の所属先としてフランスを選ばなくなったからだとする報道もあった。
実際、今回のフランスには北アフリカに起源を持つ選手が1人もいなかった。
とはいえ、 無国籍化 は今回新たに始まった現象ではない。
▽W杯 選手の 無国籍化 進み 兄弟対決 も実現のキーワード
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