2007年11月11日 07:30
歌手のセリーヌ・ディオンが完全復活する。7日に8年ぶりの
新アルバム「TAKING CHANCES」を発売、
来年2月からは日本を含む29カ国を回る世界ツアーを始める。

セリーヌは映画「タイタニック」の主題歌で人気を集めた直後の99年、
マネジャーで夫の病気の看病のために活動を休止。03年からは自宅のある
米ラスベガスのホテルのショーに限って活動していた。 39歳となった
歌姫に、この長きにわたるブランクは影響するのか否か。
「今年最先端のプロデューサーを集め、21世紀版
セリーヌ・ディオンとして復活します」SJI社 第1企画制作グループ
マーケティング部の高田直樹氏はこう語った。20代は
“『タイタニック』の曲”しか知らないでしょうし、10代になると
『タイタニック』さえ知らなくてもおかしくない。
それにもかかわらず、10年ぶりの新作で通常の洋楽マーケティングを
していたのでは成功するはずがない、という危機感を抱いた高田氏は、
スポーツ紙やワイドショーで取り上げてもらうための前バズ作りとして
ソニーで最も売れているセリーヌと、ソニーの若手女性
J-POPアーティストを結びつける『セリーヌ・ディオン・トリビュート』の
発売にこぎつけると、8月1日には
セリーヌ復活とトリビュート・アルバム発売を大々的に発表した。
それとほぼ時を同じくして、セリーヌと葉加瀬太郎が共演した95年の大ヒット曲
「TO LOVE YOU MORE」(累積126万枚・最高位1位)が、
パナソニック「ハンディカムSDハイビジョンムービー」の
テレビCM(8月下旬〜10月上旬)に起用され、
「12年前の歌にもかかわらず、着うたフルで2位に」なるといった好リアクション。
存在感を再認識させる第一歩に成功した。
9月26日の『セリーヌ・ディオン・トリビュート』発売とともにラジオ・オンエアをスタートし、
10月31日には待望の来日公演を発表。同日は
『ズームイン!! SUPER』から『NEWS ZERO』まで、日本テレビ系列で
“セリーヌ・ディオン・ジャック”が行われた。6日からはSJI社が
アルバムのTVスポットを打つため、「日本テレビ系列の番組を見ていると、
朝から晩まで“来日決定”と“ニューアルバム発売”のスポットが流れている状態」で
『テイキング・チャンセズ』の発売日を迎えることになる。
その後も大型CMタイアップが決定しており、関連商品も続々と発売されることから、
3月の来日公演までは怒涛のプロモーションが展開されるという。
「邦楽部署での経験を活かした話題作りとTVマーケティングを重視しました。
まずは今作で50万枚を目指します」と高田氏。邦楽的マーケティングで
セリーヌ・ディオン復活なるか、期待を持って見守りたい。
参考:
セリーヌ・ディオン、8年ぶり新作 世界ツアーへ
休業宣言のセリーヌ・ディオン。10年ぶりの新譜で仕掛けた邦楽的マーケティング

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